活動内容

平成16年に発足し、過去37回開催しています。
医療従事者向けに摂食嚥下への知識向上を目指す目的で、
摂食嚥下に詳しい先生方を講師としてお招きし、セミナーなどを開催しています。
また、地域の摂食嚥下に対する共通認識を高める為、調理実習や介護食の試食会、説明会も開催しています。

参加する理由

発足当時、大阪の南部では摂食嚥下に関する知識や技能があまり普及していませんでした。
そんな中、お得意先様である国立大阪医療センター様に、摂食嚥下に詳しい方が赴任され、
南河内でも勉強会を立ち上げるので手伝って欲しいと頼まれて参加することになりました。
当時、個人的にも嚥下の知識は乏しく、勉強できる良いチャンスだと思い
立ち上げメンバーとして加わることになり、今に至ります。

参加することによって

栄養の勉強とは異なり、嚥下は非常に難しく感じました。
病気の症状、老化による反射の低下、筋肉の低下など様々な原因により嚥下状態は全く違うこと、
オーダーメイドの対応が現場では必要なことがわかりました。
また、栄養士だけの世界ではなく、医師はもちろんですが、リハビリの専門職種や歯科医師、
歯科衛生士等も関連するので、交流範囲が一気に広がりました。

どのような使命感をもって活動しているのか

学会等になかなか参加できない方々に、最新の情報をセミナー等で提供することにより
地域での共通認識も高まり、患者さんのQOL向上に繋がるので大変やりがいがあります。
情報提供も、当社にとって重要な役割のひとつです。

今後の展望

15年ほど参加し、摂食嚥下の理解も当初と比べ物にならないくらい向上しました。
今後は病院や施設での対応だけではなく、在宅での取り組みが重要になってきていると感じています。
在宅の患者さんに向けた学びの場も提供できる研究会にしていきたいと考えています。

南河内嚥下研究会 https://mk-enge.com/